ゆうりん家

ゆうりん家

書きたいものを書くだけの場所

30部屋目:今読んでいる未完結ラノベを紹介する

こんばんは、ゆーりんちーです。

 

皆さん、小説読んでますか?

人によって読む読まないはそれぞれでしょうし、別にどちらが良いということもありません。

ですが、私は好きです。

良質な物語を取り込むと、それによって自分の中の様々な感情が揺さぶられて幸せを感じます。

 

「私もよく読むよー」という人もいれば、「読みたいけどなかなか……」という人もいるでしょう。

今回はそんな人たちに向けて、私が現在購入し続けている未完結ライトノベルを紹介します。

以前、東野圭吾さんのオススメ小説を紹介したので、よろしければそちらも合わせてどうぞ。

 

yurinti.hatenablog.com

 

ちなみに、ここでの"未完結"というのは「完結していないにも関わらずパッタリと刊行が止まっている」という意味ではなく、「(ある程度)順調に続巻が発売され続けている」という意味なのであしからず。

 

では早速いきましょう。ランキングではありませんのでご注意を。

 

 

 

 

 1.ノーゲームノーライフ

f:id:yurinti:20190317000100j:plain



天才と凡才、持つ者と持たざる者、2人で1人

 

ニートで引きこもりのゲーマー兄妹、空と白。通称『 』(くうはく)。

彼らのゲームセンスと技術は群を抜いており、あらゆるゲームランキングにおいてトップに君臨していた。

ある日、そんな彼らに一通のメールが届く。差出人は不明。それはチェスの誘いだった。不審に思いながらも勝負を受けてみると、相手はかつてない程の強敵だった。

2人で力を合わせて勝負を何とか制した2人に、再びメールが送られてくる。

 

『それほどの実力、さぞかし世界が生きにくくないかい?』

 

次の瞬間、空と白は異世界へと引きずり込まれていた。そこはゲームで全てが決まる世界で――――

 

 

確か私が1番最初に継続購入を決意したライトノベルです。それほどまでに世界観が私の好みドンピシャでした。

まずはゲームで全てが決まる世界だということ。国も金も地位も、命でさえ。ロマンありまくり夢が広がりんぐですね。好き。

この世界には十六種族(イクシード)という分類があります。魔法適正順に並べられた意思疎通可能な生命体の階級です。その中で人類は最下位。魔法を一切使えず、感知も出来ません。もちろん空と白もそこに属します。そんな彼らが、他の種族をゲームで倒そうというのです。超下剋上。ワクワクが止まらねえ!!

私は、頭脳戦が好きなんですよ。相手の裏をかいて、その裏をかいて、その裏を……etc。読みながら自分が予想できなかった展開になったときは、「うっはwwwそこまで考えてんのかよやべえwww」と興奮しています。そしてほんの少しだけ悔しい。

 

こんな感じで、私の好きな世界観てんこ盛りです。同じような好みの人ならハマるはず。

あ、超重要なことを忘れていました。白が超可愛い。

 

 

2.りゅうおうのおしごと!

f:id:yurinti:20190317000112j:plain

 

 

将棋×小学生=∞

 

中学生にして竜王のタイトルを獲得したプロ棋士、九頭竜八一。

歴代最年少プロ棋士の称号も持つ彼は、竜王戦以降全く勝てない日々が続いた。ネットでは叩かれ、姉弟子の空銀子にもけなされ、絶望のどん底へと落とされた八一。

そんなある日、彼の前に小学生の女の子・雛鶴あいが現れた。誰だ?どうしてここに?突然のことに頭が追い付かない八一だったが、あいの言葉で現実へと引き戻される。

 

「約束どおり、弟子にしてもらいに来ました!!」

 

この日を皮切りに、竜王と小学生の同居生活が始まる――――

 

 

現在、私の最推しライトノベル

今回紹介する中で、唯一私が原作から入った作品です。他はアニメを観て気に入ったから原作を買っています。私自身少し将棋に興味があるので、それを題材にしたラノベでかつ評価が高い作品を購入するのに時間はかかりませんでした。

小学生に興味がない?私もです。でも買ってください。

将棋のことはわからない?大丈夫です。買ってください。

 

将棋は人生です。これは誇張でも何でもありません。プロ棋士は将棋で生活しています。勝てば勝つほどお金を貰えます。負けは命を削ります。

プロを目指す人たちはもっと悲惨です。勝たねばプロになれない。負けたら上がれない。年齢制限というデッドラインも存在する。負けるたびに自分の将棋人生は終わりへと近づいていくのです。

将棋を生業とする人は、文字通り人生をかけて将棋を指しています。そんな人たちの苦しみや葛藤、恐怖や喜びを、本作ではこれでもかと味わうことができます。泣きます。これほどまで真に迫れるのは、作者の熱心な取材のおかげなのでしょう。

作者の白鳥さんは、この作品を書くにあたって将棋関係者に数多くの取材を行なっています。もちろんプロ棋士にも。そこで得た話が、文章に生かされているのでしょう。

また、作品に出てくる対局内容が実際にあった棋譜に基づいているというのも特徴です。素人が適当にごまかしているわけではない。奇跡みたいな内容であっても、それは実際に存在した対局なのです。

 

おそらく今回紹介する中で、1番万人にオススメできそうなのがこれかなと思います。いや、全部読んで欲しいんですけどね。

ちなみに本作は「このライトノベルがすごい!2017」「このライトノベルがすごい!2018」で1位、「このライトノベルがすごい!2019」でも2位に入っています。驚くべき安定感。実際その通りで、全巻最高に面白いんですよ。いや本当に。

まずは1巻、それを読んで「お、いいかも」と思ったなら3巻まで買いましょう。3巻まで読んだなら、きっとそこで読むのをやめるという選択肢はなくなります。

是非読んでみてね。

 

補足。アニメもあります。

アニメ、悪くはないです。でも、正直この作品の魅力を存分に引き出せてるとは言えないです。上手いこと収めようとまとめてしまっている感が強くて。

もしアニメを面白いと感じたなら、原作は絶対もっとハマります。でも、アニメがいまいちだったからといって原作を読まないのは非常に勿体ないです。

 

 

 

3.エロマンガ先生

f:id:yurinti:20190317000131j:plain



世界で一番可愛い妹

 

高校生ラノベ作家・和泉マサムネ。彼には妹がいる。1年間顔を見ていない、引きこもりの妹・紗霧が。なんとか彼女に部屋から出てきて欲しいと思ってはいるが、それは未だ叶っていない。

あるとき、彼のラノベのイラストを担当しているエロマンガ先生の生配信を見ていると、配信の切り忘れで映像が映り続けてしまっていた。すると、服を脱ぎ始めるではないか。心配しながら画面を見つめていると、その部屋にどこか見覚えがあることに気がついて……

 

 

タイトルで避けないで!ちゃんと面白いから!

この作品の良いところは女の子の可愛さです。断言。いわゆるハーレムラブコメですね。私はムラマサ先輩が好き。

両親がいなかったりと重い部分も一応存在しているのですが、正直明るいラブコメ要素が強すぎて現状ではそこまで読者に訴えるものではありません。

主人公と複数の可愛い女の子の振ったり振られたりを見たいならこれを読むべし。悶えます。振られた女の子が全然諦めないので読んでる側があまり辛くならないのもある意味ではいいところかもしれません。

 

作者は伏見つかささん。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」で有名な方です。あっちが好きな人ならこっちも気に入るのではないでしょうか。オススメです。

 

 

4.妹さえいればいい。

f:id:yurinti:20190317000144j:plain



妹、妹、妹

 

超絶妹バカの小説家・羽島伊月。彼は妹を愛していた。可愛いかどうかとか性格がどうとか、そんなことはどうでもいい。妹でありさえすればそれでよかった。ただ、1つだけ問題があった。彼には妹なんていないのだ。

そんな変人に想いを寄せる可児那由多。彼女もまた小説家だった。

他にも、イケメン小説家・不和春斗。元同級生・白川京。実の弟・羽島千尋、などなど……。伊月の周りには、いつも個性的なメンバーが集まる。みんなで酒を飲んで、ボードゲームをして、旅行や仕事に明け暮れて。それぞれが想いや悩みを抱えながら、彼らは今日も生きていく。

 

 

めちゃくちゃ好きです。登場人物の切ない感情が、いつも私の心をキュッと握ります。内容としては上に書いた通り。5人をメインとして、全体の、個人の人間模様を巧みに描きます。

特徴として挙げるとするのなら、色々なボードゲームが登場することでしょうか。外国のビールを飲みながらわいわいやってるのは見てて面白いです。逆にそこが受け付けないという人も中にはいそうですが……。

今回紹介する中で1,2を争うくらいオススメしたい、というか私と同じくこれにハマる人を作りたいというのが正直なところです。きっと感性が似ている。

なにかラブコメを摂取したいという人は、これに手を出してみて欲しいですね。

 

ちなみに作者は、「僕は友達が少ない」で有名な平坂読さんです。

 

また、本作はアニメもオススメです。EDへの入りが良い……良い……

 

5.青春ブタ野郎シリーズ

f:id:yurinti:20190317000200j:plain



 不思議と恋と青春と、ときどきバニーガール。

 

バニーガールに出会った。

何も変なところなどないと主張するかのように、堂々とそこにいた。

図書館で、周りの視線を気にするように人々の間を縫って行く。その様子を観察していると、ふとおかしなことに気がついた。誰も……彼女を見ていないのだ。

彼女……桜島麻衣は咲太に見られていることに気がつくと、

「君にはまだ私が見えてるんだ」

そう言って、身を翻し去っていくのだった――――

 

 

つい最近アニメが放送されましたね。私もそれを観てハマり、最終話が終わったタイミングで原作を全巻購入してしまいました。いやー本当に面白い。

まず麻衣先輩が超可愛い。あまりにもタイプすぎる。こんな彼女が欲しい人生でした。

内容はSF青春ラブコメってところでしょうか。ハルヒなんかがジャンル的には近いのかな?難しいSF要素を上手く問題に絡めています。ちなみに1巻ではシュレディンガーの猫が登場しますよ。

そしてキャラクターが全員魅力的です。主人公の咲太は少し達観したところがあるけど熱いブタ野郎ですし、麻衣先輩は前述の通り。双葉理央という理系女子は読めばわかる。The イケメン・国見佑真。パンダ系妹・梓川かえで。他にも後輩や初恋の人まで選り取り見取り。

彼らに、そして自身に起こった超常的問題を解決していくことでストーリーが展開されていきます。

泣ける。本当に泣ける。全巻泣けるとは言いません。でも、泣ける巻はもうボロボロです。本当にこのシリーズはオススメです。

 

名前がややこしいので読む順番に注意してくださいね。ちゃんと調べて買いましょう。

また、2019年の夏に劇場版が公開されます。アニメの続編です。原作の6~7巻にあたるところ。絶対に面白いのでアニメを観たうえで映画も観に行ってほしい。泣けることを約束します。

 

ちなみに作者は鴨志田一さん。代表作に「さくら荘のペットな彼女」があります。

 

 

 

以上が、とりあえず今購読してるライトノベルです。どれもオススメなので、気になったものがあれば手に取ってみて下さい。

そして最近、「もっと色々買って、毎月1~2冊は新刊が出るようにしたいな」と思いまして、試しに4冊ほど買ってみました。それがこちら。

 

f:id:yurinti:20190317000217j:plain

 

評判が良さそうで、かつ自分が興味を持てるものを順当にピックしたつもりです。この中でまず「錆喰いビスコ」に手を出したのですが、これはなかなか良いですね。とにもかくにもその世界観が凄い。よくこんなの思いつくなあと。

何を隠そう、「このライトノベルがすごい!2019」で「りゅうおうのおしごと!」の3連覇を阻止したのがこの作品なんですよ。「りゅうおうのおしごと!」の牙城を崩すほどかと問われると個人的な好みとしては少し首を捻らざるを得ないのですが、全く別物なのでこちらの方が好きな人も多いでしょうね。

 

皆さんは今読んでいるライトノベルはありますか?何かオススメがありましたら教えて下さい。

ちなみに私は、「登場人物の心象表現が上手い作品」が好みです。もっと言うと、悔しいとか悲しいとかそういうネガティブよりの感情が特に好き。人間誰しも抱えているものですからね。そういうものに感情移入してのめり込みたい人間なのです。

 

ではでは今回はこの辺で。ありがとうございました。