37部屋目:[聖地巡礼]青ブタの世界に行ってきました
注意:この記事は、アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」、および小説「青ブタ」シリーズ1~5巻のネタバレを含みます。
先日、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の舞台となっている藤沢・江ノ島周辺に行ってきました。いわゆる聖地巡礼ですね。
聖地巡礼と銘打ってどこかに行くのは、ラブライブ!!サンシャイン!!の沼津以来でしょうか。
出不精の私にそこまでさせる物語というのは、それほど多くありません。それくらいこの青ブタは好きな作品です。
だから、1度行ってみたかったんです。
実際今回、行って良かったと心から思いました。
さて、前置きはこれくらいにして、さっそく本題へ入りましょう。
どのような経路でどこに行ったのか、それをご紹介します。
もし皆さんが同じように聖地巡礼に行くことがあれば、少しは参考になるのではないでしょうか。
では行きます。まずは、
小田急で降り立ったのがこちら。
まずはJR藤沢駅側に回ります。
「すみません、クリームパン1つ下さい」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 1話
ここは、麻衣さんがクリームパンを買えなかったお店です。
今はシュークリーム屋さんになっています。残念。
すごく美味しそうで迷ったんですけど、今回は我慢。次来たときはきっと食べます。
「この格好なら、見えてたら見るでしょ?」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 1話
麻衣さんがバニーガールの衣装を入れていたロッカーです。
試しに扉を開いてみたけれど、何も入っていませんでした。
「でも、君は私の頭のイカれた話を信じるの?」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 1話
JR藤沢駅北口です。
工事中のため、全く同じ景色を撮ることはできません。
それでも、咲太と麻衣さんが歩いている様子は容易に想定できますね。
今回、藤沢駅周辺は結構工事をしていて、景観が無機質になっていたのがちょっと残念でした。終わったらまた来ましょう。
「世界には同じ顔した人が3人いるらしいよ」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 7話
ここはジュンク堂。2つに分かれた双葉の1人がいたところです。
ARを使って双葉with双葉文庫。
「舞台めぐり」というアプリに登録されているスポットに行くと、登場人物のARと写真が撮れるんです。ここもその1つ。
ここで、鴨志田一先生のサインを発見。
サイン会行きたかったな……。
せっかくなので本も購入しました。
1つは鴨志田先生の「Just Because」。前から気になっていました。
もう1つは青梅野先生の「逢う日、花咲く。」。Twitterで回ってきて気になっていました。
ジュンク堂の階下にあるビックカメラに、ヒロインが大集合していました。
思わずパシャリ。みんな可愛いなあ。
建物を出ます。
「私が2人いるんだ」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 7話
ここに、咲太・麻衣・双葉が座っていたベンチがあったはずなんですけどね。
ネカフェにいた双葉を、麻衣と咲太が見つけたときのやつです。なくなっちゃったのかな。
さて、藤沢駅から少し歩いて……
「あの……そもそもの話なんですけど、私が麻衣さんのふりをするなんて無理なんじゃ」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 9話
ここは、のどかと麻衣さんが入れ替わったときに歩いていた橋です。
姉妹揃って友達がいないのですね……奇遇だな、私もだ。
「くたばれ!ロリコン変質者!!」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 2話
ここは今回地味に来ておきたかった、咲太と古賀と尻を蹴り合った公園です。
思いのほか小さいところでした。右の遊具が特徴的ですね。
ちなみに雨だったからなのか、私の尻を蹴ってくれる人はいませんでした。
近くにあるはずの咲太や麻衣さんのマンションに行こうかとも思ったんですけど、このあたりってほんと閑静な住宅街という感じなんですよ。だからやめておきました。
そもそも、どれがそのマンションかわからない問題。
また少し歩いて……
「1人は……恥ずかしい」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 4話
ここは、咲太が古賀から相談を受けていた橋ですね。
先に言っておきますが、今回の聖地巡礼、正直古賀が強すぎました。
私は麻衣さん推しのはずなんだけどな……。
さて、藤沢駅の方に戻ります。
次は江ノ島方面に向かう予定なのですが、その前にもう1ヶ所だけ。
「すみません、当店では朋絵のこと本気なんですかは扱っていないもので」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 4話
Denny'sです。作中ではBanny'sだったかな?
咲太・古賀・国見の3人がバイトしてたお店。いるかな?
でもごめん、今はお腹いっぱいなんだ。
たまたま見つけた水ようかんを食べたりしてたからね。
羊羹好きなんですよ。美味しかった。
「それでいつからか願うようになったの。私のことを誰も知らない世界に行きたいって」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 1話
1時間に5本くらいの感覚で走ってるみたいですね。
道中、車窓から流れる景色を観たりなど。そして、
あまり作品には関係ないのですが、道のりの夏感がすごかったです。
左右に立ち並ぶお店が、「俺は夏しか見えねえ!」みたいな雰囲気を醸し出していました。
これは途中にあった、江ノ島プリンというお店のプリンソフトです。外観が目に飛び込んできて、メニューが飛び込んできて、気がついたら手に持ってましたね。美味しかったです。
そこからまたちょっと歩くと……
「僕は今日が4度目なんだよ」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 6話
下に潜ることができます。
ここは、咲太と古賀がループの途中で行き先を変えるところですね。
地上は大通りの十字路で渡るのが難しいので、下から向かいたい方面に行くわけです。
彼らもここから江ノ島へ。私も今から同じところへ。
「ねえ、先輩。今日までありがと」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 6話
片瀬東浜海水浴場です。
咲太と古賀が握手を交わして、すべてを終わらせようとして、また始まった場所です。
今の時期はサーファーしかいません。
あのときの古賀の言葉の内には、どれほどの想いが秘められていたのでしょう。
「前がどうだろうと、今のその姿が古賀だよ」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 5話
江ノ島に向かう途中の橋です。
ここで古賀はクラスメイトを見つけて、キーホルダーを探してあげるんです。優しいですね。
徐々に江ノ島が近づいてきます。
さて、江ノ島に着きました。
着いた瞬間の写真がなかった。ここは少し入ったところの道です。
咲太と古賀もここを登っていましたね。
と、ここで今日1番の雨に。
ちょっと困りましたが、折りたたみ傘を取り出して先に進みます。
翔子さん・・・・・・。
道を登っていくと鳥居がありまして、そこからは階段です。
正面と左に道があって迷ったのですが、目的地と地図を見比べながら左を選択。
この選択は正しかったようです。
今回、絶対行くと決めていた2ヶ所の内の1つがありました。
「どうして明日になってくれないの! なんで朝起きると、昨日より気持ちが大きくなってるの!!」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 6話
江ノ島のウッドデッキです。
ここで古賀はその想いを咲太にぶつけ、涙を流しました。
あのとき彼女は、どんな想いで言葉を紡いだのでしょう。
そして、どんな気持ちでループを終わらせたのでしょう。
想像するだけで胸が苦しい。でも、その感覚が私は好きです。
本当は座ってしばらくぼーっとしたかったのですが、雨だったのと観光客が多かったので断念。
さて、江ノ島の主目的は達成したので、少し回ってみることに。
「嘘をついてるのは僕だけだから平気だろ」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 6話
作中にも登場した縁結びの絵馬がありました。残念ながら書く相手がいません。
なんか亀が歩いていました。
咲太と古賀がお参りしてた辺津宮。
さて、以上で江ノ島は終わりです。
階段を下って、再び橋の向こうへ。しかし、まだ駅には戻りません。
先の十字路を左に行くと……
「私は違う。後ろからみんなについて行ってるペンギン」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 5話
新江ノ島水族館があります。
麻衣さんが誰にも見つけてもらえなかったところ。古賀と咲太がデートにきたところ。
入りたいのはやまやまだったのですが、閉館まであと1時間ちょっと。
そして、まだ他にも行きたいところが残っている。
ということで、今回は諦めました。次来たときに入ることにしましょう。
江ノ水から海側に出て、海岸沿いを西に歩きます。
「返事は良いよ。わかってるから」
「なんか言われたら、私泣くと思うし」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 8話
片瀬海岸西浜。
双葉・咲太・国見の3人で行った花火大会の場所ですね。双葉・・・・・・。
居場所を再確認した双葉。その恋心は今、どうなっているのでしょうか。
いや~江ノ島周辺満喫しました。大満足です。
今から江ノ島駅に戻るわけですが、1ヶ所寄り道をしましょう。
「もう1人の私のこと、お願い」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 8話
Noooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!
小田急片瀬江ノ島駅・・・・・・赤い竜宮城のような外見が特徴的で、作中にも登場しました・・・・・・。
そうですか工事中ですか・・・・・・見たかった・・・・・・残念ですがしょうがない・・・・・・。
最後に少しショックを受けましたが、これでこの辺りの巡礼はおしまい。
駅に戻って江ノ島を離れます。
だけど、家に帰る前に、最後に1ヶ所だけ。今回の1番の目的とも言える場所へ。
どこだかわかるでしょうか?
「咲太が遅刻したせいでもう夕方だし」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 2話
「先輩やりすぎ!」
「知るか!」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 5話
そうです、七里ヶ浜です。
青ブタの中で幾度も登場し、たくさんの物語を残した場所。ここにどうしても来たかった。
そして、ここでどうしてもやりたいことがあったんです。
それは、
この場所で文章を書くこと。
今回の記事は、ほぼすべて、ここ七里ヶ浜で書かれたものです。
砂浜に座り込み、「不可思議のカルテ movie ver.」と波の音を聴きながら書いています。
彼は、彼女たちは、どんな想いでこの場所に立っていたのでしょう。
「知ってますか? 人の目の高さから見える水平線までの距離は、約4kmなんですよ?」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 2話
翔子さんは、何を想いながら咲太の前に現れたのでしょう。
「じゃあ、嘘が終わったら友達になってくれ」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 5話
古賀は、咲太の言葉を聞いて何を思ったのでしょう。
「 離して!私のことなんか誰も必要としてないんだ!」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 10話
のどかは、どれほどの感情で海に入ったのでしょう。
「ご、ごめんなさい。知らないです」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 1話
かえでは、記憶にない旧友に出会いどう思ったのでしょう。
「今でも彼女のことが好き?」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 10話
麻衣は、咲太とここを歩いて何を感じたのでしょう。
「私はね、咲太君。人生って優しくなるためにあるんだと思っています」
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 12話
咲太は、ここで翔子さんに出会いどれだけ救われたのでしょう。
(書いてて気づいたけど、もしかして双葉だけ七里ヶ浜のシーン無かったか?)
すべてはここから始まりました。青ブタという物語の中心とも言える場所です。
皆の物語が、感情が集まるこの場所に、私はどうしても来たかった。
今、すごく心地よいです。本当に来て良かった。
私の左前で、女子高生3人が並んで手を繋いで海に向いています。
何を話しているのでしょうか。
その向こうでは、浴衣の青年3人が笑いながらダッシュしてます。
何を感じているのでしょうか。
右では、金髪の外国の女性4人が服のまま波に飛び込んでいます。
着替えはあるのでしょうか。
彼らの物語には、この七里ヶ浜が刻まれました。
そして、私の物語にも。
現在時刻は17:27。名残惜しいけど、そろそろ帰りましょうか。
家に帰って、記事の体裁を整えて、写真を追加してアップすることにしましょう。
そういえば、
映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」も素晴らしかったですね。
私は原作も読んでいるのですが、アニメも映画も大満足でした。
あなたがこの記事を読んでいるということは、おそらくアニメは観たということでしょう。
もし映画を観ていないなら、絶対に観に行ってください。
アニメも観てないけどこの記事にたどり着いたという方、ぜひ観てみてください。
私の大好きな物語です。
そして、原作も読んで欲しいですね。
2019年6月29日現在、既刊は9巻。アニメが1~5巻、映画が6,7巻なので、その後の物語が2つ出ています。
続きから買うのも良し、1巻から読んでアニメと比べるのも良し。
できるだけ多くの人がこの作品に触れて、そして好きになってくれたら私は嬉しいです。
以上、青ブタ聖地巡礼記事でした。お読み頂きありがとうございました。
今度こそ帰ります。
おまけ
次来たときは買うと言ったな。帰り道がそのときだったみたいだ。